元患者ら相談応対 不安の声に寄り添う

元患者ら相談応対 不安の声に寄り添う

元患者ら相談応対 不安の声に寄り添う
 がん患者が抱える不安に対して、元患者らが応対する県の電話相談窓口「がん患者フレンドコール」への相談が、昨年10月の開設から1年余りで200件を超えた。週1回だった相談日を今年10月から、2回に増やしており、関係者は「末永く活動を続けたい」と決意を新たにしている。

 開設から10月末までに寄せられた相談は206件。うち、患者本人からの相談は73%、夫や妻、息子ら家族が18%、友人が2%。性別では女性が81%、男性が19%だった。内容は「今後の不安」(23%)、「治療に不安」(22%)など漠然とした不安を訴えるものが多く、「医師とのコミュニケーション」(11%)、「治療情報」(8%)、「体験者に会いたい」(7%)などが続いた。

 相談に乗るのは、広島市のNPO法人「広島がんサポート」のメンバーでがんを患い、手術を受けた人やその家族ら8人。その一人で2000年に大腸がんと診断された、佐々木佐久子理事(59)(広島市西区)は、「自分だけが異空間にいるような孤独感を抱え、周囲からの偏見もあった」と言う。当時、勤めていた幼稚園の園長から「待っているから」と励まされるなどして癒やされたと振り返る。

 「抗がん剤についての質問でもその背景には不安がある。体験した者同士で分かり合える。寄り添うことで声のトーンが上がり、『また聞いて』と言ってもらえるようにすることを目指している」と佐々木さんは話している。

 相談電話(082・247・0080)の受け付けは毎週水、木曜の午前11時~午後4時。広島がんサポートが入居する中区三川町のテナントビル内では、がん関連の書籍が閲覧でき、患者や家族が交流するサロンも木曜の同じ時間に開設。いずれも祝日、年末年始、夏季休業期間を除く。

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