小児がんテーマに講演や上映会 豊橋・生と死を考える会

小児がんテーマに講演や上映会 豊橋・生と死を考える会

終末期医療充実などを目指して活動している豊橋市の市民団体「豊橋・生と死を考える会」が小児がんをテーマにした講演会を5日に、ドキュメンタリー映画の上映会を20日に市公会堂で開く。田中史佳代表(54)は「闘病中の人、その家族、健康な人、みんなに来てほしい。2回のイベントが命についてより深く考える契機になれば」と話している。

 同会は終末期医療や在宅医療などを学ぶ場を設けようと、田中代表が2002年に創設した。市内の主婦ら53人が会員登録している。

 医師を招いて講演会を開いているほか、国立病院機構豊橋医療センター緩和ケア病棟(豊橋市飯村町)で死期の近い患者らにお茶を配る手伝いや、話し相手になるボランティア活動も続けている。

 講演会では、東京都の聖路加国際病院小児総合医療センター長の細谷亮太氏が「小さな命をみつめて~今の小児医療に必要なこと」と題して講演。細谷氏は30年以上の経験を持つ小児がん専門医で、患者の子どもたちが参加するサマーキャンプの主催者としても知られる。

 約2週間後の上映会では、細谷氏が主催するキャンプに参加した小児がん患者の10年を追った映画「風のかたち」を上映する。同会会員で、10年前に娘の野乃子(ののこ)ちゃん=当時(2つ)=を小児がんで亡くした藤田直子さん(42)が実行委員長を務め、会場を借りたり、チラシを作ったりして準備を進めてきた。「前向きに、一生懸命生きる子どもたちが登場する映画。見て小児がんに理解を深めてほしい」と力を込めている。

 講演会は午後1時半から。入場料は1000円(当日1200円)。上映会は午前10時半と午後1時15分からの2回。入場料は1000円だが、高校生以下は無料(整理券が必要)。問い合わせは、田中代表=電0532(31)1564=へ。

 (世古紘子)

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