MAWJ:難病と闘う子供の夢実現 がん治療の樋口さん、サックスでスイング /福岡

MAWJ:難病と闘う子供の夢実現 がん治療の樋口さん、サックスでスイング /福岡

◇ボランティア団体プレゼント--高2年・樋口さん、九管とジャズ演奏も
 難病と闘う子供たちの夢をかなえる活動をしているボランティア団体「メイク・ア・ウイッシュ オブ ジャパン」(MAWJ)福岡支部は2日、久留米市六ツ門町の県立久留米高校2年、樋口祐介さん(18)にバリトンサックスを贈った。宗像市の宗像ユリックスでの贈呈式の後、樋口さんはプロの九州管楽合奏団37人とジャズを演奏し、力強い音色を披露した。

 樋口さんは中学2年の05年12月、右足にがんの一種「ユーイング肉腫」が見付かった。久留米大学病院に入院し、抗がん剤治療を始めた。翌年、腫瘍(しゅよう)摘出の手術を受け、07年3月に退院した。今は経過観察中で2カ月に一度、通院している。

 院内学級で沖縄の三線(さんしん)を習ううちに音楽に興味を持つようになった。受験勉強の息抜きに街に出た時、たまたま流れていた曲を聞いて「アッ、この音だ」と直感したという。後でサックスと分かり、とりこになった。高校入学と同時に吹奏楽部に入部、サックスを担当している。

 共演はMAWJ福岡支部が、宗像市を活動拠点にしている九管と宗像ユリックスの協力で実現した。樋口さんは、元米米CLUBのメンバー、オリタ・ノボッタさんの指揮で九管とジャズのヒットナンバー「A列車で行こう」を演奏した。

 演奏後、樋口さんは「隣がすごくいい音なのでびっくりした。真新しい楽器で夢のような時間を過ごし、いつもの音とは全く違い、不思議な気持ちになった。夢を実現していただいてありがとうございました」と笑みがこぼれた。【中原剛】

〔福岡都市圏版〕

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