癌(がん)患者の多くが睡眠障害に悩む

癌(がん)患者の多くが睡眠障害に悩む

化学療法を受けている癌(がん)患者の4分の3以上が不眠症および睡眠障害に悩んでおり、その比率は一般集団の3倍以上であることが新しい研究で明らかにされた。

 米ロチェスター大学メディカルセンター(ニューヨーク州)の研究グループが、癌患者823人を対象に睡眠の評価を実施した結果、特に若年の患者および肺癌、乳癌患者に睡眠障害が多くみられたという。化学療法の最初の2回(2サイクル)の治療を終えた患者に質問表を記入してもらったところ、37%に不眠症の症状があり、さらに43%に不眠症候群(週3回以上の入眠障害または睡眠持続障害)があることが判明。この報告は、米医学誌「Journal of Clinical Oncology(臨床腫瘍学)」オンライン版に11月23日掲載された。

 「この数字は極めて大きなものであり、無視できない。しかし、幸い不眠症は極めて治療しやすい障害であり、迅速に対処できるため、他の症状を悪化させることはない」と、研究著者で同大放射線腫瘍学研究助教授のOxana Palesh氏は述べている。

 睡眠障害は一般に疲労感や抑うつを伴うものだが、その原因や患者の生活の質(QOL)に対する影響については特に研究が実施されていないことも同氏は指摘している。

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