石綿健康被害:報知機の設置で肺がん…遺族が会社提訴へ

石綿健康被害:報知機の設置で肺がん…遺族が会社提訴へ

火災報知機の設置や点検でアスベスト(石綿)を吸い、肺がん死した男性の遺族が、安全配慮を怠ったとして勤め先の「関西ホーチキエンジニアリング」(大阪市西区)を相手に慰謝料など約6000万円を求める損害賠償訴訟を近く大阪地裁に起こす。石綿を直接取り扱わない職種で雇用主の責任を問う訴訟は初めてとみられ、注目される。

 男性は84年から05年、兵庫県姫路市の営業所で勤務。建物の天井周辺で火災報知機の設置や調整試験、保守点検に従事した。天井裏に設置する場合もあり、狭い空間でむき出しの吹き付け石綿にさらされたという。男性は05年、石綿による肺がんを発症し、06年に54歳で死亡した。07年に労災認定された。

 遺族側は、会社は石綿を浴びる危険性を予見できたのに、マスクの使用指導、安全教育を怠ったと訴える。会社側は「訴状が届いていないのでコメントできない」としている。【大島秀利】

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