報知機設置で石綿被害 肺がん死男性遺族が大阪地裁に提訴

報知機設置で石綿被害 肺がん死男性遺族が大阪地裁に提訴

 火災報知機の設置作業で石綿(アスベスト)の粉じんを吸い、肺がんで死亡した男性の遺族が「会社は危険性を認識していたのに、対策を取らなかった」として勤務先に約6400万円の損害賠償を求める訴訟を9日、大阪地裁に起こした。代理人弁護士によると、アスベストをめぐる訴訟で、直接アスベストを扱わない会社に賠償を求めるのは珍しい。

 訴状によると、男性は火災報知機大手ホーチキ(東京)のグループ会社の元従業員。昭和59年から約20年間、兵庫県姫路市の営業所で勤務し、主に火災報知機の設置や点検を担当した。平成17年に肺がんを発症し、18年に54歳で死亡。19年に労災認定を受けた。

 遺族は「天井裏などアスベストがむき出しになった場所での作業が多かった。会社はマスク着用の指導など安全対策を怠った」と主張している。

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