GSK 子宮頸がん予防ワクチンのサーバリックス 22日に発売

GSK 子宮頸がん予防ワクチンのサーバリックス 22日に発売

グラクソ・スミスクライン(GSK)は12月9日、子宮頸がんワクチン「サーバリックス」を22日に発売すると発表した。同剤は、日本初の子宮頸がん予防ワクチン。効能・効果は「ヒトパピローマウイルス(HPV)16型及び18型感染に起因する子宮頸がん(扁平上皮細胞がん、腺がん)及びその前駆病変(子宮頸部上皮内腫瘍(CIN)2及び3)の予防」。半年間で3回接種することで効果を発現する。メーカー希望納入価格は1本1万2000円。自由診療での接種となるため、全額自己負担が必要となる。

同剤の標的である“HPV16型・18型”は、日本人の子宮頸がんの原因の約6割に当たる。加えて、HPV16型は31型、33型などと、HPV18型は45型と遺伝的に類似していることから、HPV16型・18型以外に対する予防効果も期待できるという。

同日講演した筑波大人間総合科学研究科婦人周産期医学の吉川裕之氏は、ワクチンの効果をHPV16・18型の有効率を95%、非HPV16・18型の有効率を27%、ワクチン費用を3万6000円とした場合の医療経済的効果を試算した結果を紹介。10~29歳までは社会的費用の削減、30~45歳で十分な費用対効果があるとのデータを示した。吉川市は「子宮頸がんを減らすのが一番の目的だが、どこの国でもこのような検討をした上で、医療経済的にも十分見合うと判断している」と説明。医療経済的な観点でも同剤の有効性を強調した。

販売に際しては、抗がん剤や中枢神経領域などを中心に活動するMRを除いたMR1600人を投入する考え。情報提供に際しては、▽適正使用の徹底▽正確な情報の伝達―を基本方針に、ワクチン接種を受ける国民と医師の両面に積極的に働きかける方針。すでに1400施設以上が同剤を導入するとしており、今後はさらなる浸透を目指す。

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