病院で感謝のピアノ 悪性リンパ腫の元患者・田中さん

病院で感謝のピアノ 悪性リンパ腫の元患者・田中さん

名古屋音楽大教授の田中省三さん(62)=稲沢市西町=らが10日、一宮市民病院11階ホールに入院患者100人を招き、ピアノと女声アンサンブルのコンサートを開いた。悪性リンパ腫の治療で一時入院していた田中さんが、病院への感謝の気持ちを込めて16曲を披露した。

 田中さんのピアノ伴奏に合わせ、地元の音楽仲間の女性3人が童謡「靴が鳴る」を歌い始めると、患者らが口ずさんだ。「病院で音楽を楽しめるなんて。ありがたい」と涙を浮かべる女性(70)も。

 田中さんは一宮市民病院で1月、悪性リンパ腫の第1期と診断された。不安に駆られたが、北村邦朗医師(51)から病状や治療法などの説明をじっくりと聞き、入院して抗がん剤投与を受けた。

 3月に退院した田中さんは「入院中はどうしても気がめいってしまう。明るい音楽でみんなを癒やしたい」とコンサートの開催を提案。病院側も快諾し、この日の演奏につながった。

 約1時間のコンサートを終え、田中さんは「みなさんの笑顔を見ることができて、私も心が晴れました」と充実感をにじませた。 

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