喉頭がん:岡崎さん、体験談で禁煙訴え--山形・南沼原小 /山形

喉頭がん:岡崎さん、体験談で禁煙訴え--山形・南沼原小 /山形

◇「私はたばこで声を失った」 3、6年生児童300人怖さ実感
 「私はたばこで声を失った。あなたたちには同じ思いをしてほしくない。たばこは絶対に吸わないで」。喉頭(こうとう)がんのため声帯を失った山形市蔵王温泉のタカミヤホテルグループ副会長、岡崎治彌(はるみ)さん(74)が10日、振動を音に変える人工発声機を使い、山形市立南沼原小(渋谷健一校長)で3年生と6年生300人に訴えた。「ジー」という機械音が交じる岡崎さんの声に、子供たちはたばこの怖さを実感した。

 岡崎さんは学生時代から1日60本を吸うヘビースモーカーだった。しかし、66歳で喉頭がんを患い、手術で声帯も気道も失い、今は首下に開けた2センチの穴で呼吸する。「風呂も満足に入れない。もう一度人生をやり直せるならたばこに手を出さない」と岡崎さん。3年4組の加藤優奈さん(9)は「大きな病気につながるたばこは怖いと思った」と話した。

 防煙教室の主催は県内の医師や薬剤師、教諭ら約60人で作るNPO法人「県喫煙問題研究会」。00年の発足以来、県内を中心に年200回以上の講演で禁煙を呼びかけ、これまで講演を聞いた人は5万3000人に上る。DVDやパンフレットを独自に作り、全国の小学校に配布してきた。研究会によると、喉頭がん患者の96・5%が喫煙者だという。

 会長の大竹修一東北中央病院放射線科部長は禁煙外来も受け持つ。大竹会長は「最初の一本を吸わせないことが大切。患者さんの話には説得力があり、岡崎さんの協力は本当にありがたい」と話していた。【細田元彰】

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