がん闘病の支えにタオル帽子 岩手ホスピスの会

がん闘病の支えにタオル帽子 岩手ホスピスの会

がん患者らと家族の支援に取り組む岩手ホスピスの会(川守田裕司代表)は12日、盛岡市若園町の市総合福祉センターで、全国のがん患者らにクリスマスプレゼントとして贈る「タオル帽子」の製作と荷造り作業をした。参加者は、患者が闘病で感じる孤独を手作りのタオル帽子で和らげ、温かい気持ちでクリスマスを過ごしてほしいという願いを込め、一針一針丁寧に縫い上げた。

 同会の会員ら約30人が、タオル帽子の製作と、完成品を発送するための作業をした。

 型紙に合わせて切ったタオル生地を、帽子の形に丁寧に縫い上げた。完成品は、ボランティアの作り手から同会に寄せられた帽子と共に、クリスマス用の袋で包まれた。

 昨年夫をがんで亡くした盛岡市月が丘1丁目の後藤ヒサ子さん(80)は「夫の闘病中に、多くの方にお世話になった。自分も患者や家族の方の役に立ちたいと活動に参加している。受け取った方が一人でも喜んでかぶってくれたらうれしい」と心を込める。

 タオル帽子は、フェースタオル1枚で作るタオル地の帽子。抗がん剤の副作用で脱毛した人に役立ててほしいと、同会が1年半ほど前から製作活動に取り組み、完成品を全国の病院などへ寄贈している。

 同会は、今回初めてクリスマスの時季に合わせて約1200個の帽子を、全国39がん診療連携拠点病院の医療相談室などを通して、脱毛に悩むがん患者らに贈る。

 同会の吉島美樹子事務局長は「悩みを抱えている患者や家族は多い。タオル帽子を通して、周りにたくさんのサポーターがいると感じてもらえたらうれしい。新しい年に向け前向きになるきっかけになってほしい」と願う。

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