がん患者:「同じ境遇の人、支えたい」 家族が冊子、治療の心構えまとめる /愛媛

がん患者:「同じ境遇の人、支えたい」 家族が冊子、治療の心構えまとめる /愛媛

◇20日にセミナー開催--松山
 支える人を支えたい--。県内のがん患者の家族が、同じ境遇のがん患者家族に向けて、治療についての情報収集のポイントや、患者、医師との接し方などをまとめた冊子を作成した。精神的な負担が大きい患者家族へのケアの重要性が叫ばれる中、支援事業に当事者自身が取り組むのは全国的に珍しいという。【柳楽未来】

 NPO法人「愛媛がんサポートおれんじの会」(松山市)に所属するがん患者の家族7人が中心となって作成した。同NPOはこれまで患者支援を中心に進めてきた。しかし、今年初めに会員の患者家族同士で話した際、これまでの治療の進め方や患者との接し方などについて多くの人が後悔していることに気付いたという。「同じ目線で自分たちの経験を伝えたい」との思いから、冊子作りに取り組み始めた。

 冊子は縦約20センチ、横約15センチで35ページほど。医師と話をする時の心構えや家族自身の心身ケアの方法などを盛り込んだ。不安で疲れている患者家族の心に届くように、文字をできるだけ少なくし、「仲間からのメッセージ」として会員の体験談も載せた。

 8月に同NPO会員の患者家族に対して「何が不安か」「何が知りたいか」などを尋ねるアンケートを実施し、寄せられた回答を参考にして作った。

 20日午後1時半~同3時半に、四国がんセンター(松山市南梅本町)3階研修室で、セミナー「家族塾」が開かれ、冊子が配布される。セミナーでは医師らの講演の他、「質問上手になりましょう!」と題して芝居仕立てで、医師らに質問をする方法などを紹介する。セミナーは入場無料で事前申し込み不要。冊子は県内7カ所のがん診療連携拠点病院でも手に入れることができる。問い合わせは同NPO(080・3549・2327)へ。

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