小児がん克服しキックボクシングの全日本大会で優勝 宇都宮南高3年の牧野君

小児がん克服しキックボクシングの全日本大会で優勝 宇都宮南高3年の牧野君

【宇都宮】先月都内で行われたキックボクシングの第3回全日本アマチュア選手権で、宇都宮南高3年の牧野亮佑君(19)がBリーグのバンタム級(53キロ以下)で優勝した。牧野君は小児がんを克服し、この夏は高校生の「最強格闘家」を決めるK-1甲子園にも出場。初めての勲章を今回手に入れ、生きる証しを一つ胸の内に刻んだ。

 大会はオープンで、キックボクシングの興行などを手掛ける企画会社が主催。ヘッドギア無しのAリーグと有りのBリーグなどに分かれ、男子は最軽量のバンタム級からライトヘビー級(80キロ以下)までトーナメント方式で行われた。

 牧野君は1回戦から出場。初戦を3-0の判定で突破すると、続く2回戦、準決勝も危なげなく勝利。決勝では2-0の判定勝ちだったが、大会を通し判定では相手に1票も与えず優勝を決めた。

 K・S宇都宮ジムの金沢裕一さんは「2回戦を勝った時点で優勝できると思った」と納得の様子。「試合時間が短いので、これまでは『(判定が有利になるよう)手数を多くしろ』と指示していたが、今は相手次第でペースを変えられる」と成長も実感している。

 牧野君は昨春、腰に小児がん「横紋筋肉腫」を発症したが、抗がん剤と化学療法などで治療を進め、1年足らずで学校生活に復帰した。

 「応援してくれたみんなに頑張る姿を見せられたし、優勝で自信が付いたことは確か」と振り返る牧野君。現在は体調にも問題はないといい、学校公認で中今泉5丁目のフランス洋菓子店「サン・マルタン」でパティシエ修行も続けている。

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