「重宝」タオル地の帽子 抗がん剤治療受ける患者に配布

「重宝」タオル地の帽子 抗がん剤治療受ける患者に配布

 信大病院(松本市)でボランティア活動をしている市民らでつくる「ぼうしの会」は15日、抗がん剤治療を受ける患者らのために作った帽子の配布会を同病院病棟で開いた。ぼうしの会は9月、汗を吸いやすく洗濯が簡単で、外出も楽しめるカラフルな柄のタオル地の帽子を贈ろうと結成。配布会は今後も定期的に開いていく予定だ。

 この日並んだのは、会員やボランティア13人がフェースタオルなどから作ったドーム型の約60個。頭の周りが50~70センチほどで、ピンクの花柄、緑のしま模様、動物キャラクターをあしらったものなどさまざまだ。訪れた患者はついたてで区切ったスペースで試着、気に入った物を一つずつ持ち帰った。

 抗がん剤を使うと、副作用で頭髪が抜けるため、頭部の保護、防寒などに帽子が役に立つ。治療中の56歳男性は青の帽子を選び、「暖かいかぶり心地で、これからの季節にありがたい」。闘病中の中学3年の長男を持つ40代母親は「思いやりが感じられてうれしい」と話していた。

 ぼうしの会結成は、ボランティアの1人で松本市沢村の藤本益代さん(51)が闘病中の友人に帽子を作ろうとしたことがきっかけ。「岩手ホスピスの会」(盛岡市)がタオル帽子を考案したことを知り、型紙を取り寄せ、裁縫が得意なほかのボランティア2人と作って、配布を始めた。11月に作り方の講習会を開き、会員は十数人に増えた。

 白血病で入院していた長女を持つ松本市の女性会員(44)は「(入院当時は)汗を吸い、洗濯しやすい帽子を何軒も探した。タオル地は重宝すると思う」。藤本さんは「患者さんの笑顔が私たちの励みになる」と話している。

 ぼうしの会は帽子作りに加わってくれる人やタオルの寄付も募っている。問い合わせは信大病院医事課(電話0263・37・3183)へ。

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