「自宅で石綿禍」中皮腫で死亡の遺族が大丸などを提訴 大阪地裁

「自宅で石綿禍」中皮腫で死亡の遺族が大丸などを提訴 大阪地裁

神戸市内の女性=当時(67)=が中皮腫で死亡したのは、自宅マンションのボイラー室に吹き付けられたアスベスト(石綿)が原因だったとして、夫の坂元正裕さん(74)ら遺族が18日、マンションを販売した大丸とボイラーを納入した川崎重工など計4社に総額約8900万円の賠償を求める訴えを大阪地裁に起こした。代理人の大阪じん肺アスベスト弁護団によると、家庭での石綿被害をめぐる訴訟は初めて。

 訴状によると、女性らは昭和52年、マンションに入居。台所奥の小部屋にボイラーを備える構造で、着火時の衝撃で小部屋の壁やボイラー本体に使われていた石綿が飛散したという。

 女性は中皮腫と診断されて平成18年に死亡。死後、肺から発がん性の強い青石綿が検出され、19年にアスベスト新法(石綿健康被害救済法)の適用を受けた。

 昨年3月にマンションの全室からボイラーの撤去が完了したが、坂元さんらは「石綿を飛散させるおそれを知りながら欠陥のあるボイラーを漫然と放置した」と主張している。

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