姉のがん克服願い完走

姉のがん克服願い完走

防府市清水町の会社員林孝行さん(48)は、がんと闘う姉、中川さと子さん(50)(山口市宮野上)を「自分が頑張る姿で元気づけたい」との思いを胸に走り続けた。

 さと子さんが肺がんと診断されたのは今年9月。宇部市の山口宇部医療センターに入院し、10月中旬から、抗がん剤の投与を受けるなど本格的な治療を開始。手のむくみや吐き気、髪が抜けるなどの副作用に苦しめられている。

 「代わってやることも、どうすることもできない。子供の頃、親にしかられた時にいつもかばってくれた姉に自分ができることはないか」と、出場を決意した。

 所属団体名は「再起する」という意味を込めて「Recover.さと子」にした。大会への出場は、23回大会で途中棄権して以来、17年ぶり。9月から、平日は帰宅後約15キロ、土日は朝・夕で計約25キロ走ってきた。

 序盤から強い北風に悩まされるレース。あきらめそうになったとき、何度もさと子さんの名前を心の中で叫びながら、走り続けた。

 4時間の制限時間ギリギリで防府市陸上競技場に駆け込んだ。記録は3時間59分13秒、1122位。「姉の闘いはこれからも続く。『弟も頑張れたので私もきっと克服できる』と前向きになってくれたらうれしい」と願いを込めた。

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