骨肉腫と闘う:/20 「吐き気がつらい」…=社会部・佐々木雅彦 /大

骨肉腫と闘う:/20 「吐き気がつらい」…=社会部・佐々木雅彦 /大

 ◇「吐き気がつらい」身をもって知る
 第4クール初日の4月27日朝、一時帰宅で2泊した自宅から病院に戻る。翌日から3日間、第1クールと同じ抗がん剤、アドリアマイシンとシスプラチンが投与された。一度経験しているため副作用の症状を予想できると思うと気が楽だった。

 しかし、それまで2カ月半近い化学療法は、私の体に相当の負担を与えていた。現れた副作用は、考えていたものよりひどいものだった。

 29日の夕食後、たんがのどにべったりとはりつき、翌朝は何も食べられなかった。ベッドで吐きそうになり、あわててビニール袋を手元に寄せた。会社の先輩が見舞いに来てくれたが、体を横たえるしかなく、応対できる状態ではなかった。夕方、洗面台に行くと吐いた。化学療法の開始から初めてのことだ。吐き気止めの点滴の量を増やしたが、寝る前にも4回吐いた。

 私と同じ骨肉腫の患者から「副作用で最もつらいのは吐き気」とよく聞かされていた。でも私は胃がむかつく程度で済んでいた。担当医にも「酒が強い人には吐き気止め薬が効く」と言われていた。酒好きの私は、おう吐から逃れられると信じていた。それだけにショックだった。<社会部・佐々木雅彦(44)>

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