突然発症型皮膚がん研究へ マウスを開発…加藤・中部大教授ら

突然発症型皮膚がん研究へ マウスを開発…加藤・中部大教授ら

中部大(愛知県春日井市)の加藤昌志教授らの研究グループが、正常な細胞から段階を経ずに突然、皮膚がんの一種「メラノーマ(悪性黒色腫)」を発症するマウスの開発に、世界で初めて成功したと29日発表した。加藤教授は「オゾン層破壊による紫外線の影響で、メラノーマの増加率は高い。メラノーマの予防、治療法の研究に役立つ」としている。研究論文は1月上旬、米科学雑誌「キャンサーリサーチ」電子版で公表される。

 加藤教授によると、悪性腫瘍(しゅよう)の発症形態は、正常細胞がいきなり悪性腫瘍に変わる「デノボがん」型と、良性腫瘍、前がん腫瘍を経て悪性腫瘍に変わる「多段階発がん」型に分けられる。

 多段階発がん型を発症するマウスは開発ずみだが、デノボがん型はなく、加藤教授らのグループは、多段階発がん型を発症するマウスの遺伝子の一部を改変して、デノボがん型を発症するマウスを開発した。メラノーマのうち、50~80%はデノボがん型で発症しており、発症の仕組みについては研究が遅れていた。

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