小児白血病治療で意見交換 支援メンバーがイラク訪問へ

小児白血病治療で意見交換 支援メンバーがイラク訪問へ

イラクの小児医療を支援している「日本イラク医療支援ネットワーク」(JIM-NET、東京)のメンバーら約10人が2月、イラク北部の都市アルビルなどを訪れ、現地で地元医師と小児白血病治療について意見交換する。同ネットワークはこれまで、医療品などをイラクに送ったり、同国の医師が信大病院(松本市)に留学するのを支援したりしてきた。今回の訪問をステップとして、治療方法を提案するなど新たな支援に踏み込んでいく考えだ。

 イラクを訪れるのは、同ネットワークを構成する認定NPO法人「日本チェルノブイリ連帯基金」(JCF、事務局・松本市)の鎌田実理事長(諏訪中央病院名誉院長)など両団体のメンバーや、信大病院小児科の医師、信大大学院医学系研究科に留学中のイラク人女性医師リカー・アルカザイルさんら。

 2月14日に日本を出発し、アルビルなどに滞在。同17、18日には国際協力機構(JICA)イラク事務所で小児白血病治療に携わる医師を中心に、イラク全域から集まる医師約20人と治療方法などについて話し合う。

 同ネットワークの佐藤真紀事務局長は「日本の医療技術を伝えるとともに、今までの支援も検証し、今後の方針に役立てたい」としている。

 イラクでは小児のがんや白血病が増加傾向にあり、湾岸戦争やイラク戦争で米英軍が使用した劣化ウラン弾の影響を指摘する声もある。リカーさんは、昨秋から取り組んでいるイラクの小児白血病患者の血液標本を使った遺伝子解析について話す。

 同ネットワークなどが支援するイラクの病院や同国内の難民キャンプも視察し、21日に帰国予定だ。鎌田さんは「最新の治療方法を伝え、イラクの医師が困っている状況にどのような支援ができるか話し合いたい」としている。

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