世界的指揮者・小澤征爾さん、食道がんのため休養 「半年以内で戻ってくるつもり」

世界的指揮者・小澤征爾さん、食道がんのため休養 「半年以内で戻ってくるつもり」

世界的指揮者・小澤征爾さん(74)が7日午後、会見を開き、食道がんによる休養を自らの口で語った。音楽監督を務めるウィーン国立歌劇場の予定を6月までキャンセル、復帰までは半年要するという。
小澤さんは、午後4時すぎに会見を開いた。
小澤さんは「すみません、僕の私事で正月早々集まっていただいて申し訳ない。年末ぎりぎりの時に受けた、毎年受けているんですけど、正月か年末に受けているんですけど、人間ドックで食道がんが見つかりました。先生が、まだ検査中ですが、(食道がんは)間違いないということで。内視鏡ってあるんですよ、カメラ。嫌なんだけど、やれって言われたからやったんだけど、みんなもやった方がいい。僕としては、何とかして、いい先生がいらっしゃるので、先生の言うことを聞いて、半年以内で戻ってくるつもりでいます」と語った。
小澤さんは1973年、アメリカ5大オーケストラの1つであるボストン交響楽団の音楽監督に就任し、異例の29年という長期にわたって務め、世界的評価を得た。
そして、2002年にウィーン国立歌劇場の音楽監督に就任した。
2004年には、小澤さんが指揮を務めたオペラを、皇太子さまや小泉元首相らも鑑賞に訪れた。
2008年、日本を代表する世界的指揮者として文化勲章を受章した。
また、2009年12月の事業仕分けでは、文化関連の予算縮減に対し、民主・小沢幹事長への面会にも訪れていた。
そして、ウィーン国立歌劇場の任期満了を目前にして、食道がんが見つかった。
小澤さんの会見に同席した主治医は「(2009年)12月末に定期健康診断を受けていただいて、カメラをのんでもらったら、早期の食道がんが見つかった。粘膜の表面の小さな浅いところのがんがわかっている」と語った。
小澤さんは「まったく、飲んでも食べても平気なんです。自覚症状がまったくなしだから、人間ドックを皆さん、1年1回勧めます」と語った。
6月までの日本を含むおよそ30回の公演をキャンセルし、8月中旬の長野で行われる「サイトウ・キネン・フェスティバル松本」には出演するという。
小澤さんは「(ウィーンの音楽監督を)辞める前に辞めちゃうっていうのは、本当に申し訳ない。迷惑かけるのが本当に嫌なんですよ。前にもやりましたから、またやっちゃったかなと。半年なんて絶対かからないですよ。僕はそう思っています。そのうち早く出てきて、やっていると思います」と語った。

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