肺がん診療、中国と連携 北陸がんプロ5大学 専門医養成へ

肺がん診療、中国と連携 北陸がんプロ5大学 専門医養成へ

北陸がんプロフェッショナル養成プログラムに参加する北陸三県の5大学は、中国・上海のブダン(●且※●は腹のツクリ)大と連携し、肺がん診療のプロ養成に乗り出す。呼吸器、呼吸器外科の専門医養成は全国的な課題で、とりわけ北陸では専門医が不足しているとされるため、肺がん患者が増えている中国の大学とともに大学院生から専門家育成を目指す。連携の第1弾となる国際セミナーが31日、金沢市内で開かれる。

 日本呼吸器学会によると、肺がんは1998(平成10)年以降、がんの中で死亡原因の1位となり、増加傾向にあるという。膨大な喫煙人口を抱える中国も肺がん患者数が増加し、禁煙の教育者や集学治療の専門家養成が課題とされることから、小松―上海便が就航している利便性も考慮し、中国トップクラスの医学部を誇るブダン大と連携を深めることにした。

 連携の第1弾として金沢医科大大学院医学研究科が呼び掛けた「北陸がんプロ 金沢医科大学主催国際セミナー」(北國新聞社、テレビ金沢、エフエム石川後援)は31日、金沢市のホテル金沢で、北陸がんプロフェッショナル養成プログラムと共催で開かれる。

 国際セミナーでは、ブダン大の白春学教授が「中国における肺癌(はいがん)」、金大の笠原寿郎講師が「日本の肺癌治療の現在と未来」と題して講演する。北陸がんプロに参加する金大、金沢医科大、県立看護大、富大、福井大の大学院生とブダン大の留学生らが最先端の肺がん治療に理解を深める。参加無料のセミナーは、市民に一般公開する。

 今後は、5大学がテレビ会議システムを活用して定期的に開いている症例検討会に、ブダン大も加わる。今年11月をめどに中国・瀋陽の中国医科大も参加する計画である。

 金沢医科大の佐久間勉教授(呼吸機能治療学)は「中国の大学と一緒に肺がん撲滅を目指し、北陸三県が全国の先頭に立って専門医の養成に取り組みたい」と話している。

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