上海の病院コンペに当選/がん研究C含め延べ18万平米/山下設計

上海の病院コンペに当選/がん研究C含め延べ18万平米/山下設計

山下設計は、中国・上海市内に建設する国営病院の国際コンペに当選した。1500床のがん専門病院とがん研究センターを併せ、延べ床面積は18万2500m2となる。1月中に基本設計をまとめ、7月着工、2012年9月の竣工を予定している。プロジェクトの総投資額は約9億元(約120億円)。

 「上海東方肝胆外科医院安亭院区」は、併設のがん研究所を含めて中国全土の肝がん研究、治療の最前線施設になるという。国際コンペは、国営の上海東方肝胆外科医院が主催した。

 全体設計では、規模にふさわしい合理的な機能構成と配置が求められ、環境保護や省エネルギー、人にやさしい管理システムの構築などが重視された。

 山下設計の提案は、「水・緑・人」の3要素の流れからなる「生態流」を基本概念とした。また、具体的な施設計画として、周辺都市との結びつきや自然との融合、最適な棟配置など5つの機能デザインを提案した。この基本概念と機能により、医療技術の進歩に追従できる施設と、水や緑に包まれた人にやさしい空間を実現する。

 コンペには、山下設計のほか、ELLERBE BECKET/DANIELIAN ASSOCIATES(米国)+上海中福建筑設計院(中国)、Perkins・Will・Inc(米国)+同済大学建筑設計研究院(中国)、上海現代建筑設計集団(同)、上海浚源建筑設計(同)、中建国際設計顧問(同)、許常吉建筑師事務所(台湾)の6者が提案書を提出した。

 同社は、今回の当選に続き、中国の病院プロジェクトコンペに積極的に参加する考えだ。

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