健やかわかやま:県立医大付属病院、腫瘍センター開設 /和歌山

健やかわかやま:県立医大付属病院、腫瘍センター開設 /和歌山

◇3部門がチームでがん治療
 臓器・診療科を超えたチームでがん治療にあたろうと、腫瘍(しゅよう)センターが、和歌山市紀三井寺の県立医大付属病院に開設された。担当医の連携を深めて最先端の治療を取り入れ、術後の患者の治療効果を高めたいとしている。

 厚生労働省は08年3月、全国51カ所の都道府県がん診療連携拠点病院に、化学療法や放射線治療の部門長を新設するよう要請。手術を担当した外科医らが抗がん剤も投与していた従来のやり方を変え、化学療法の専門医が責任を負うよう求めた。

 要請を受け、07年1月に県の拠点病院に指定された同大付属病院は昨年10月、腫瘍センターを立ち上げた。化学療法、放射線治療、緩和ケアの3部門を独立させて腫瘍センターとし、がん治療専門医らを部門長に配置した。従来からあった関係部門の強化も図り、がん登録室では、再発の危険性が残る手術後5年間の経過を見守り、結果を公開して問題点を明らかにする。入転院の相談などに応じるがん相談支援センターも充実させる。

 化学療法部門長の上田弘樹講師は「今までは各診療科間で紹介状を書いて日程調整していたが、垣根を低くすることで治療を優先できる。患者のメリットがあるものにしていきたい」と話した。【加藤明子】

 ◇がん患者会設立呼びかけ講演会--センター機に30日
 腫瘍センター設立を機に県立医大は30日午後2時~3時半、同大付属病院4階臨床講堂1で「いのちの落語講演会」を開き、「がん患者会」の設立を呼びかける。無料。

 01年から創作落語「病院日記」を披露、反響を呼んだ「いのちの落語家」樋口強さんが、「笑いは最高の抗がん剤」と題して講演。樋口さんは96年、生存率がきわめて低いとされる肺小細胞がんが見つかり、今も後遺症と闘う。「がん患者会」は、乳がんや肺がんなど臓器の違いを越え、横のつながりを重視したいという。

 問い合わせは同大(073・447・2300)。

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