宝HD:難治性白血病の遺伝子変異検査の特許実施権をエスアールエルに供与

宝HD:難治性白血病の遺伝子変異検査の特許実施権をエスアールエルに供与

宝ホールディングス <2531>のグループ企業であるタカラバイオは、1月6日に悪性度の高い急性骨髄性白血病の主要原因である遺伝子変異の検査に関する同社の保有特許の実施権を、エスアールエルに許諾するライセンス契約を締結した。エスアールエルは、タカラバイオの特許技術を用いた検査サービスを日本において非独占的に実施することができる。

  エスアールエルに実施権が許諾されたタカラバイオの特許は、急性骨髄性白血病患者の約1/3で検出される、FLT3遺伝子の一部の配列が重複する変異(FLT3/ITD変異と呼ばれる)や、そのFLT3/ITD変異を検出する方法に関わるもの。

  急性骨髄性白血病は成人において最も多い血液がんの一つで、主に抗がん剤による治療が行われる。しかしながら、FLT3/ITD変異を持つ患者では治療後の経過が不良となり、再発や治療抵抗性を示すことが知られている。現在、このFLT3/ITD変異を持つ難治性の急性骨髄性白血病の患者を対象とした、新たな抗がん剤(分子標的薬)の開発が世界中で活発に行われている。本特許の技術を用いてFLT3/ITD変異の有無を検査することにより、この変異を標的とした薬剤を、投薬適応性を確認のうえ投与することが可能になり、的確な治療につながるものと期待されている。

  タカラバイオとの非独占的ライセンス契約のもと、エスアールエルは、医療機関等に対して、患者の細胞におけるFLT3/ITD変異の有無を検出する受託臨床検査を、本年1月より開始している。

  今回の契約締結による10年3月期業績への直接的な影響は軽微であるが、タカラバイオは契約締結に伴う契約一時金、およびFLT3/ITD変異検査サービスの売上に応じた実施料をエスアールエルより受領する。

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