骨肉腫と闘う:/22 両目の鈍痛、吐き気、そして貧血=社会部・佐々木雅彦 /大阪

骨肉腫と闘う:/22 両目の鈍痛、吐き気、そして貧血=社会部・佐々木雅彦 /大阪

化学療法第5クール1週目の昨年5月19日昼、読書をしていると両目に鈍い痛みを感じた。本を読んで疲れた時に眼底に感じるものと同じ。やがて頭の中心に痛みが来た。

 目を閉じる。吐き気も来た。じっとしていられなくなり、横になったり、座って頭を抱えたりした。夕方、病室を訪れた妻(44)が用意してくれたぬれタオルを目に当てると泣けてきた。「また、しんどさが襲ってくるのか」。絶望感が体中をかけめぐった。

 2日後の21日、痛みは治まったが、昼に吐いた。吐き気止めの薬が明らかに効かなくなった。二日酔いの吐き気であれば翌日の昼過ぎには落ち着く。抗がん剤の副作用による吐き気はいつまで続くのだろうか。恐怖を感じた。食べることもできなくなった。

 吐き気から解放されたのは23日。看護師に「きのうより顔色がいいですね」と言われ、「やっと表情をつくれるようになりました」と会話できるようになる。翌24日は軽い食事をとることができた。

 2週目の25日、1週間ぶりにリハビリを再開すると、直後に息が上がった。ベッドで読書すれば、本を持つ腕がすぐ疲れた。貧血症状が表れてきたのだ。

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