子宮頸がん患った女性ら、NPO法人設立し啓発へ

子宮頸がん患った女性ら、NPO法人設立し啓発へ

子宮頸(けい)がんを患った経験のある名古屋市内の女性らが昨年12月、「子宮頸がん啓発協会」を設立、NPO法人として登録申請している。きっかけは、全摘手術を受けて17日に退院した理事長の難波ミチヲさん(36)=名古屋市名東区=が、がんを告白したブログ。「検診を受けて早期発見すれば怖くない」。低い検診率を高めようと、検診の大切さを呼び掛ける。

 難波さんは昨年8月の検診で子宮頸がんと分かり、11月1日の誕生日のブログにつづった。「自覚症状がなく、異変に気付いたときには手遅れということも数多くあるそうなの。だから、たまたま検診で見つかったミチヲは超ラッキー。ほんとッ、検診、大事だよ!」

 反響は大きかった。経験者が体験談を寄せ、30人以上の女性から「検診を予約しました」などとメールが届いた。「女性同士でも言えず、1人で背負い込んでしまう。周りに相談できる人や正しい情報があれば不安がなくなる。そのパイプ役になりたい」と、仕事仲間だった女性4人とともに、情報や体験談を発信することを決めた。

 子宮頸がんは年間1万人が発症し、約3500人が死亡していると推計される。ヒトパピローマウイルスによって発症するが、定期的な検診で予防できる上、昨年12月から国内でワクチン販売が始まった。

 一方で、国内の検診率は20%程度と欧米の70~80%に比べて低い。今月6日に手術を受けた難波さんは「女性は仕事や子育てに忙しく、自分の体に目を向ける優先順位が最後になっちゃう。子どもを預けて検診するなど、周囲のサポートが必要」と話す。

 活動は、真珠を育てるアコヤ貝を子宮に見立てて「Think Pearl(シンク パール)プロジェクト」と名付けた。公式サイトでの情報発信や4月9日の「子宮の日」に啓発イベントを計画している。

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