小さな中皮腫も画像でキャッチ 早期診断に実用化へ

小さな中皮腫も画像でキャッチ 早期診断に実用化へ

アスベスト(石綿)を吸い込むことなどで胸膜などにできるがん「中皮腫」を、陽電子放射断層撮影法(PET)を使って画像としてとらえることに成功したと、放射線医学総合研究所(千葉市)と順天堂大(東京)が20日発表した。

 数ミリ程度の小さなものも画像化できた。中皮腫は発見が難しく、進行した状態で見つかることが多い。今回の方法は、早期診断につながるとして実用化を目指している。

 研究チームは、中皮腫の細胞表面にある「ERC」というタンパク質に注目。このタンパク質に結合する抗体を見つけ、小型化して放射性核種をくっつけた薬剤を開発した。体内で中皮腫があると薬剤が結合、放射性核種を目印にPETで外からとらえることができる。

 人の中皮腫細胞を移植したマウスの実験で、この薬剤を投与すると、6時間後には直径数ミリの中皮腫を鮮明な画像でとらえることができた。

 これまで血液検査による早期診断法はあったが、中皮腫が体内のどこにあるかは把握できなかった。

トラックバック&コメント

この記事のトラックバックURL:

まだトラックバック、コメントがありません。


子宮頸がん患った女性ら、NPO法人設立し啓発へ »
« イラクの白血病児救え 音楽愛好家ら募金呼び掛け 山形