イラクの白血病児救え 音楽愛好家ら募金呼び掛け 山形

イラクの白血病児救え 音楽愛好家ら募金呼び掛け 山形

長編ドキュメンタリー映画「ヒバクシャ 世界の終わりに」の山形上映会に合わせ、山形市内の音楽愛好家らが2月2日、「限りなき友情」と題したライブをフォーラム山形で開く。ボーカルは、飲酒運転撲滅のため県警などが企画したテレビCMに出演し、注目を集めている中井由美子さん(55)。「歌で困った子どもたちの力になりたい」と張り切っている。

 上映とライブは、白血病などに苦しむイラクの子どもたちの医療支援を展開する非政府組織(NGO)「JIM―NET」(東京)の山形キャンペーンの一環。
 中井さんがボーカルを担当するバンドは、地元の歯科医有泉実さん(54)が会長を務める「山形ブルース研究会」。中井さんとピアノの有泉さんのほか、研究会のメンバーら数人が立ち、ジャズの代表曲「フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン」などを演奏する。歌詞は原曲の英語ではなく日本語で。中井さんの山形西高の同級生で演劇部員だった演出家で俳優の渡辺えりさん(55)が訳したという。

 中井さんによると、有泉さんと「JIM―NET」事務局の熊谷宏さん(54)の2人も山形市出身。高校時代、渡辺さんも含め4人で「トポロジー」というバンドを組んだ。ライブは「JIM―NET」のキャンペーンを知った中井さんらが、青春時代のバンド仲間の力になろうと企画した。
 渡辺さんはライブに参加できないが、チラシに「弱いものいじめが平気でまかり通る現代社会にのまれずに、自分自身もできることをコツコツとやっていきたい」とメッセージを寄せた。中井さんは「自己本位になりがちな若者が、世界に関心を持つきっかけになるよう歌いたい」と話す。

 ライブは午後7時半から。入場料500円(ドリンク付き)。イラクの子どもたちに薬を届ける「チョコ募金」への協力も呼び掛ける。映画は、米軍の劣化ウラン弾の後遺症と疑われる白血病に苦しむ子どもたちを取り上げた長編。上映はライブ翌日の3日から3日間。連絡先はフォーラム山形023(632)3220。

トラックバック&コメント

この記事のトラックバックURL:

まだトラックバック、コメントがありません。


小さな中皮腫も画像でキャッチ 早期診断に実用化へ »
« がん粒子線治療 今からでも適正配置を