子宮頸がん予防接種費補助 志木は全額に

子宮頸がん予防接種費補助 志木は全額に

志木市が市内在住の小学6年生から中学3年生の女子を対象に、2010年度から子宮頸(けい)がんの予防ワクチンの接種費を全額補助する方針を打ち出した。子宮頸がんの予防ワクチンは昨年12月下旬に国内で販売されるようになったばかりで、全額補助は全国的にも珍しい。県内の自治体では同市が初めてだ。長沼明市長は「助成は永続的に行いたい」と話している。

 子宮頸がんは予防できる唯一のがんとされ、昨年12月下旬に国内で初めてワクチンが発売された。原因のほとんどは、性交渉によるヒト・パピローマ・ウイルス(HPV)の感染で、同市立保健センターは「性行動を始める年齢に入る前に接種すれば防げる可能性が高まる」と話す。

 市によると、接種は初回、1カ月後、6カ月後の計3回で費用は医療機関によって異なるが3回分の計5万~6万円を全額補助する。対象は市内在住の小6~中3の女子約1200人で10年度は10%の接種率を見込む。関連費用を2月市議会に提案する新年度当初予算案に盛り込むという。

 厚労省によると、全国的には新潟県魚沼市が新年度から「小学6年か中学1年のいずれかを対象に全額を助成する方向で最終調整中」(魚沼市福祉保健課)という。

 自治医大付属さいたま医療センターの今野良・産婦人科教授は「日本では毎日10人が子宮頸がんで亡くなっている。自治体として予防に積極的に取り組む姿勢はすばらしい。住む地域や貧富の差によって(ワクチン接種できずに)差が出ないよう、国全体としても取り組んで欲しい」と話す。

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