志木市、県内初の全額助成 子宮頸がんワクチン

志木市、県内初の全額助成 子宮頸がんワクチン

志木市は二十日、四月から市内在住の小学六年から中学三年の女子を対象に、子宮頸(けい)がんの予防ワクチン接種を全額助成すると発表した。予防ワクチンは昨年十月、厚労省に承認され、同年十二月から接種できるようになったばかり。市によると、県内初の試みで、新潟県魚沼市や名古屋市で助成を表明しているが、全国的にも珍しいという。 (石井友恵)

 子宮頸がんは、予防できる唯一のがん。ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が主な原因で、性交渉を通じて起きる。

 ほとんどの女性が、一生に一度は感染するとされ、多くの場合は免疫力などで治るが、一部ががんに進行する。タレントの向井亜紀さんが、米国人に代理出産を依頼したのは、このがんが原因だった。

 市によると、予防ワクチンは、希望者の任意接種で、計三回の接種に合計で五万~六万円ほどの自己負担が必要。日本産科婦人科学会は、ワクチンは感染前で、免疫力も獲得しやすい十一~十四歳に優先的に接種し、その費用は公的負担すべきだとの提言をまとめており、市はこれを参考にした。

 同市の補助対象者は約千二百人で、市は約一割が接種すると想定。新年度予算案に六百六十万円を計上し、二月議会に提出する。想定以上の人数が接種した場合は、補正予算などで対応する。

 県疾病対策課によると、子宮がん(子宮頸がん、子宮体がんを含む)による県内死者は、二〇〇八年が二百八十九人に上る。市担当者は「市民をがんから守れれば」と話している。

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