乳がん治療、地域一丸で 道南の医療関係者が研究会

乳がん治療、地域一丸で 道南の医療関係者が研究会

乳がんの治療に携わる道南の医療関係者が集まり、検診の普及啓発に取り組む「道南乳腺疾患研究会」が28日に設立される。病院や職種の垣根を越えたがん診療の組織設立は道南で初めて。同会代表世話人の木村純・市立函館病院副院長は「乳がんは早期発見でほぼ治る病気。地域一丸となって検診の大切さを訴えていきたい」と意気込んでいる。

 きっかけは、昨年2月に函館市内で開かれた道南初の乳がんフォーラム。参加した医師から、検診の受診率を高めるには行政だけでなく医療関係者も継続してPRするべきだとの声が高まり、会の立ち上げにつながった。

 会員は函館市内の医師、看護師、臨床検査技師、薬剤師のほか市立函館保健所と渡島保健所の職員ら91人。事務局は市立函館病院に置く。28日に函館五稜郭病院で開く設立総会の後、乳がん治療を行っている道南の各医療機関に文書を送り、会員を広げていく。

 4月中旬には、検診の大切さをPRする市民フォーラムを函館市内で開催する予定。他職種も参加できる組織内の勉強会も定期的に開催し、情報の共有や医療レベルの向上を目指す。乳がんを解説するホームページの開設も検討している。

 同会はまた、患者の転院時などに大規模病院が開業医に提出する診療計画表の統一も目指す。薬や検査の指示が記される計画表は検査内容や書式が病院ごとに異なり、開業医の混乱を招いていた。市立函館病院と函館五稜郭病院は同会設立に合わせてすでに書式を統一しており、この動きを道南から全道に広げようと計画している。

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