石川県内初のがん専門看護師誕生 金沢医科大病院の我妻さん

石川県内初のがん専門看護師誕生 金沢医科大病院の我妻さん

金沢医科大病院の看護師・我妻孝則さん(33)が26日までに、日本看護協会が認定する「がん看護専門看護師」に県内で初めて合格した。「北陸がんプロフェッショナル養成プログラム」の講座を活用し、合格にこぎ着けた。我妻さんは、がん患者の精神的・肉体的苦痛を和らげるかかわり方を同病院内外で開かれる勉強会や研修会で医療関係者に伝え、「緩和ケア」の質向上を目指す。
 がん看護専門看護師になるには、看護系大学院で指定単位を取得し、専門看護分野で3年以上の実務研修を積まなければならない。その上で、日本看護協会が実施する認定審査を通過すれば、認定される。現在、全国で193人が認定を受けている。

 我妻さんは北里大大学院在籍時、外出が困難ながん患者に緩和ケアを施し、「家族や友人と温泉旅行に行きたい」という願いをかなえた。この経験で、緩和ケアの重要性を痛感し、以来、患者やその家族に対して、生活の質を重視した看護の提供を心掛けてきた。

 「がん看護専門看護師」の認定を目指すに当たっては、北陸がんプロの講座で県立看護大の事例検討演習に参加し、勤務の傍らインターネットを使った講座「eラーニング」で緩和ケアについて学んできた。

 現在は金沢医科大病院の集学的がん治療センターで外来化学療法を受ける患者の看護を担当しながら、緩和ケアチームの一員として活動している。今年度から能登地区の医師らを対象とした緩和ケアの勉強会や、がん看護研修などを開催しており、我妻さんは「どの地域に暮らしていても質の高い看護を受けられるよう、石川の緩和ケア意識を高めていきたい」と話した。

トラックバック&コメント

この記事のトラックバックURL:

まだトラックバック、コメントがありません。


骨髄腫治療薬の処方情報を修正=米FDAと武田 »
« 大塚製薬 扶桑薬品からがんワクチンの製造販売サブライセンス