大塚製薬 扶桑薬品からがんワクチンの製造販売サブライセンス

大塚製薬 扶桑薬品からがんワクチンの製造販売サブライセンス

大塚製薬は1月26日、扶桑薬品が日本での製造販売権を持ち、開発中のがん治療用ワクチン「OTS102」について、日本での製造販売のサブライセンス契約を両社で締結したと発表した。OTS102は、新生血管阻害作用を期待されるといい、膵臓がんを対象にフェーズ2/3、切除不能進行胆道がん及び再発胆道がんを対象にしたフェーズ2を実施している。発売時期は未定だが、今回契約で、大塚と扶桑それぞれのブランドで販売することになった。

OTS102は、バイオベンチャーのオンコセラピー・サイエンス(=OTS、神奈川県川崎市)が開発しており、今後は大塚と扶桑の両社が開発費用を負担する。今回のサブライセンス契約により、扶桑は販路強化を狙う。一方、大塚は、OTSから「OTS11101」を含む膵臓がん治療用ペプチドワクチン開発・製造・販売権を取得しており、OTS102も加えて、新たな治療の選択肢を提供していきたい考え。

大塚が扶桑に支払う一時金などは開示していないが、この契約に伴い、扶桑とOTSの両社は同日、10年3月期通期業績予想の上方修正を発表。扶桑は、連結純利益を5000万円の赤字と見込んでいたが、一時金収入の計上で8億5000万円の黒字の予想に修正した。OTSは、開発協力の増加や一時金収入などにより、売上高は44億5000万円から54億3000万円、営業利益は2億4800万円から2億6000万円、当期利益は2億5000万円から3億5600万円に予想を引き上げた。

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