患者らへ配慮 随所に 船橋市立医療センター『緩和ケア病棟』がオープン

患者らへ配慮 随所に 船橋市立医療センター『緩和ケア病棟』がオープン

船橋市金杉一の市立医療センターに二十六日、がん患者の肉体的・精神的苦痛や不安を軽減する「緩和ケア病棟」が開設した。県内で七カ所目で、船橋市周辺の東葛南部保健医療圏では初めて。患者がリラックスして過ごせるよう施設内にラウンジや屋上庭園、付き添いの家族が宿泊できる家族室などを備える。

 緩和ケア病棟が新設されたのは、医療センターE館の四階。病床は二十床で、個室が十四室、三人部屋が二室。個室には、ミニキッチンや大画面テレビ、応接ソファベッドなどを備えた豪華な特別室もある。

 この病棟では、積極的な抗がん治療や延命治療は行わず、痛みなどの症状緩和に焦点を当てた治療やケアを行う。対象は末期がん患者だけではなく、精神的にショックを受けた初期患者らの入院も想定。緩和ケア内科の野本靖史部長は「薬で痛みを消すことで食欲が増し、元気になって退院する人も出てくる」と話す。

 市立医療センターは二〇〇七年一月、厚生労働省から、質の高いがん医療を提供する「地域がん診療連携拠点病院」に指定された。同年十月には緩和ケア医、精神科医、薬剤師、ソーシャルワーカーらで組む「緩和ケアチーム」が発足。それぞれの専門分野を生かしつつ連携し、一般病棟の入院患者をサポートしてきた。

 〇九年四月には緩和ケア内科の外来診察を開始。今月二十六日からは入院も視野に入れた診察を始め、来月二日以降に入院患者を受け入れる予定だ。

 緩和ケア病棟への入院には予約制の外来の受診が必要。問い合わせは、医療センター=(電)047(438)3321=内のがん相談支援センターへ。

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