がん拠点病院の空白地域増加

がん拠点病院の空白地域増加

がん治療の地域格差をなくそうと、総合的ながん医療が行える拠点病院の整備が全国で進められていますが、専門の医師が確保できないなどの理由で要件を満たせない病院が増え、地方の農村部などを中心に拠点病院のない空白地域が増えていることがわかりました。

がん拠点病院は、地域の治療格差をなくすことを目的に、総合的ながん医療を行うのに必要な要件を満たした病院を、毎年、厚生労働大臣が指定し、財政的な支援もするもので、ことしは去年と同数の375の病院が指定を受けることになりました。ところが、地域ごとの拠点病院の数をみますと、都市部では数が増えていた一方、専門医の不足や高度な医療機器を購入できないといった理由で、地方を中心に15の病院が指定から外れ、拠点病院がない空白地域は去年の110か所から117か所に増えていました。空白地域のほとんどは人口が少なく、交通の便も悪い地方の農村部などで、がんの患者団体では、複数の拠点病院がある都市部との間で治療の格差が解消されていない現状があらためて浮き彫りになったとしています。これについて、厚生労働省では「拠点病院が地域からなくなっても、連携を強化するなどして対応しているところもあり、直ちに治療のレベルが下がるとは言えないが、全国で同様の治療が受けられるよう対策を考えていきたい」と話しています。

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