肺がん遺伝子発見の自治医大・間野教授に学術賞

肺がん遺伝子発見の自治医大・間野教授に学術賞

がん研究で優れた業績を挙げた日本人研究者らを支援する財団法人「高松宮妃癌研究基金」は5日までに、肺がんを引き起こす原因遺伝子を発見した自治医大ゲノム機能研究部の間野博行教授(50)に本年度の学術賞(基礎領域分野)を贈呈することを決めた。基金によると、同医大教授の学術賞受賞は初となる。授賞式は23日、東京都内で行われる。

 間野教授らの研究グループは、がん細胞の特性を利用して発がん遺伝子を特定するスクリーニング(選別)技術を開発。2007年に患者の肺がん組織から原因遺伝子を発見した。この成果を契機に、原因遺伝子の働きを阻害する新薬の開発が急ピッチで進めれている。

 間野教授らの研究は、世界的な医学研究誌「ネイチャー・メディシン」の「2007年の最も重要な10の発見」に選ばれたほか、独立行政法人「科学技術振興機構」が特別研究費を拠出する推進事業になっている。

 間野教授は「発見した原因遺伝子を持つ肺がん患者の臨床試験では、劇的な効果が出ている患者もいる。権威ある学術賞を励みに、ほかのがんの原因遺伝子の発見にも全力を尽くしていきたい」と話している。

トラックバック&コメント

この記事のトラックバックURL:

まだトラックバック、コメントがありません。


乳がん無料検診いかが 三原の女性団体、3月キャンペーン »
« 大豆製品に肺がん予防効果 ただし非喫煙男性のみ