中外製薬(4519)がん領域と骨領域が中期的な牽引車へ

中外製薬(4519)がん領域と骨領域が中期的な牽引車へ

 <がん領域と骨領域で高い市場シェア>
医薬品を巡る環境が厳しい中、がん領域と骨領域に高いシェアを持つ同社製品は先行き市場平均以上の需要が予想される。抗インフルエンザ剤タミフルも新型インフルエンザの2次、3次の流行に備えた需要が今シーズンよりは減速しつつも持続すると予想する。新製品の申請は効能拡大も含め順調に進捗している。株価はこの様な状況を映し緩やかな上昇基調を予想する。

  <09/12期はインフルエンザ特需もあり、大幅増収増益>
09/12期は前年同期比31.2%増収、60.2%営業増益となった。好業績の主要因は(1)抗インフルエンザ剤タミフルの急伸(前期比9.1倍)、(2)がん領域(同+20.9%)と骨領域(同+15.2%)の伸長、(3)販管費(販売費、研究開発費)の抑制、(4)為替予約の成功(デリバティブ評価益)にある。10/12期は大幅な増収増益の後を受けて減収減益となりそうだが実体は好業績を持続する見込みだ。

  <伸び盛りの製品に期待>
株価は昨秋来冴えないが、(1)中長期的に業績を牽引する伸び盛りの製品や申請中の新製品を持つ、(2)予想PERなどのバリュエーションでも特に割高感のない水準へ低下した、(3)持続的な増配の可能性(配当性向を40%とする方針)があることから今年の安値(1,594円)から徐々に回復する動きを予想する。

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