がん診療拠点病院指定/益田赤十字外れる

がん診療拠点病院指定/益田赤十字外れる

◆4月から◆

 益田赤十字病院(益田市乙吉町)は厚生労働省が指定する「がん診療連携拠点病院」の要件を満たさず、4月から指定を外れることになった。国からの補助金が受けられなくなる。溝口善兵衛知事は8日の定例会見で、県の補助金の増額を検討する意向を示した。

 拠点病院は、地域格差をなくし、質の高いがん医療を提供することを目的に厚労省が指定する。緩和ケア提供体制の整備など、一定の要件を整えて申請し認められれば、専門書や研究資材の購入、研究費の補助などに対する財政支援が受けられる。県内では6病院が指定されており、益田赤十字病院には09年度、機能強化補助金として国と県から550万円ずつ、計1100万円が支給された。

 益田赤十字病院によると、指定要件が見直され、更新の際には高額の放射線治療機器の購入や放射線治療専門医の配置などが求められていた。しかし、財源不足で整備が間に合わず、申請を見送ったという。指定更新は2年に1回で、同病院は05年1月から指定を受けていた。

 同病院の小川章事務部長は「診療報酬が減るなどのデメリットは考えられるが、従来の診療をやめるわけではないので、患者への影響はない」と説明する。

 県医療対策課によると、県西部のがん拠点病院は、浜田市の国立病院機構浜田医療センターだけとなる。

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