胃がん検診、エックス線にペプシノゲン検査併用 石川県成人病予防センター

胃がん検診、エックス線にペプシノゲン検査併用 石川県成人病予防センター

県成人病予防センターは9日までに、胃がんの集団検診に従来のエックス線検査に加え、がんのリスクとなる「萎縮(いしゅく)性胃炎」を割り出す検査を本格的に導入した。血液中にあるペプシノゲンという酵素を測定する検査で、二つの検査を併用することで、がんを見つける手掛かりを増やし、早期治療に役立てる。
 ペプシノゲンは胃の中で食べ物を消化する酵素。ⅠとⅡの2タイプあり、萎縮性胃炎が起こるとⅠの量が減少する。ペプシノゲンは血液中にもあるため、血を採取してⅠとⅡの割合を調べ、萎縮性胃炎を判定する。

 萎縮性胃腸炎はがんの危険因子であるだけでなく、エックス線検査の際には造影剤が胃に付きにくくなり、がん発見の妨げになることもある。

 同センターでは、ペプシノゲン検査の判定に独自の検査値を導入して精度を高めた。エックス線検査と併用してどちらかに異常があれば、検診の結果を「陽性」と判断。医療機関などでの精密検査を勧めている。

 同センターは市町の委託を受けて胃がんの集団検診を行っており、今年度は一部検診で併用検査を取り入れた。新年度は宝達志水町と中能登町で併用検査を導入する予定となっている。

 同センターの素谷宏理事長は「併用検査はがん発見の確率を向上させる。多くの市町で実施してほしい」と話している。

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