がん患者の子どもケア考える

がん患者の子どもケア考える

子育て世代の30代から40代の女性ががんになるケースは、乳がんだけでも年間およそ1万2000人に上りますが、母親ががんになった場合、子どもが精神的なストレスを抱え専門家によるケアが必要になるケースも多いことから闘病中の母親と、その子どもへの支援のあり方を考えようというシンポジウムが都内で開かれました。
このシンポジウムは、厚生労働省の研究班が開いたもので、都内の会場には医療関係者やがん患者の家族およそ200人が集まりました。シンポジウムでは、まず、乳がんの母親とその子どもを対象に行った調査で専門家の精神的ケアを検討しなければならないほどストレスを抱えた母親は全体の3割だったのに対し、子どもでは8割に上ったことが報告されました。これに対し、会場からは「子どもにがんになったことをどう伝えたらよいのか」といった質問や「精神的なサポートが受けられる窓口を整備してほしい」といった声があがり、研究班からは、子どもにがんについて伝えるための絵本を作成したことなどが紹介されました。子育て世代の女性ががんになるケースは、乳がんだけでも年間およそ1万2000人にのぼっていて研究班のメンバーで聖路加国際病院の小澤美和医師は「子どもは『何か隠されている』と感じることでトラウマを抱えてしまう。子育て世代のがん患者が増えるなか、親子でがんと向き合うためのサポートや、不安を抱えた子どもをケアする取り組みを進める必要がある」と話しています。

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