非喫煙男性は大豆製品摂取で肺がんリスクが減少――厚労省研究班調査

非喫煙男性は大豆製品摂取で肺がんリスクが減少――厚労省研究班調査

厚生労働省研究班(主任研究者=津金昌一郎・国立がんセンター予防研究部長)が行った、8~11年による大規模追跡調査の結果、喫煙習慣のない男性では、イソフラボンの摂取量が多いグループは、少ないグループに比べて肺がんの発生率が57%低くなっていることがわかった。

この研究は、1995年と1998年に、岩手県二戸、秋田県横手、長野県佐久、沖縄県中部、茨城県水戸、新潟県長岡、高知県中央東、長崎県上五島、沖縄県宮古の9つの保健所管内に住んでいた、45~74歳の男女約7万6,000人を対象に2005年まで追跡調査を行った結果に基づいて分析したもの。対象者をイソフラボンの一日摂取量によって4つのグループにわけて、肺がんの発生率との関連性を調べた。

男性全体では、イソフラボンの摂取量と肺がん発生率との関連性は見られなかった。また、女性の場合は、イソフラボンを多く摂っているグループのほうが肺がんのリスクが低くなる傾向が見られたものの、統計学的な有意差は認められなかった。

イソフラボンは、豆腐や納豆などの大豆食品に多く含まれる成分。女性ホルモンと化学構造が似ているため、同様の作用を持つこともわかっており、肺がんの予防以外にも、骨粗しょう症の予防効果もあるといわれている。

女性は閉経後、女性ホルモンの低下に伴って骨量が減少する。この予防策として、独立行政法人国立健康・栄養研究所の石見佳子研究員は、中高年女性は1日に40㎎~100㎎のイソフラボンを摂取することを勧めている。

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