◆金沢大と患者・家族がプロジェクト◆

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=英の支援施設学ぶ=

 がんと共に生きる人が自分らしく生き抜くのを支えようと、金沢大学が県内の医療関係者やがん患者とその家族、市民グループ、行政、企業と一緒に「がん患者さん・家族の声からつくる支援のかたち」プロジェクトを立ち上げた。まず20日、金沢市内で英国の患者支援施設「マギーズセンター」から学ぶシンポジウムを開く。

 金沢大学医薬保健研究域保健学系(天野良平系長)は08年度から、「患者の声から学ぶ」特別講義や闘病記ライブラリーを開始。ひとくくりの「患者」としてでなく、それぞれの人生を歩む人として見つめるための「聞き書き」講座にも取り組んでいる。

 その活動の一環として、09年9月、英国でマギーズ・キャンサー・ケアリング・センター(マギーズセンター)を訪問した。乳がんの宣告を受けた造園家のマギーという女性が、闘病中に欲しいと願った「患者や家族が気軽に立ち寄れ、自分を取り戻せる場所」を、その遺族や医療・介護者が実現させた施設。病院の敷地内にあり、協力も得ながら、病院とは別の心地よい空間でがん患者の精神を支える。96年に第1号が誕生し、現在英国に6カ所。香港やスペイン、シンガポールでも開設の準備が進む。

 20日は、そのマギーズセンターの統括責任者らが来日して「マギーが求めた支援のかたち」などを講演する。淀川キリスト教病院のホスピス主任看護課長・田村恵子さんや白十字訪問看護ステーション統括所長・秋山正子さんの講演のあと、オーケストラ・アンサンブル金沢首席チェロ奏者のルドヴィート・カンタ氏とピアニスト藤江博子さんによるコンサートをはさんで、講演者らのシンポジウムもある。石川県在宅緩和ケア支援センターなどとの共催。

 20日午後1時~5時、金沢市南町の北国新聞赤羽ホール1階交流ホールで。入場無料。当日参加も可能だが、事前申し込みが望ましい。問い合わせは、北陸がんプロフェッショナル養成プログラム事務局(金沢大学内)=076・265・2854、Eメール=gpro@med.kanazawa-u.ac.jp。

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