骨肉腫と闘う:/26 知らぬ間に夏、セミの大合唱聞く=社会部・佐々木雅彦 /大阪

骨肉腫と闘う:/26 知らぬ間に夏、セミの大合唱聞く=社会部・佐々木雅彦 /大阪

昨年7月7日、第7クールの治療が再開した。第1、第3クールと同じ抗がん剤が投与され、吐き気は翌日来た。じっと横になり、3日後におさまった。

 14日、カテーテルを胸から抜く。カテーテルを通して薬剤を投与してきたが、菌の再発生を防ぐためだ。今後はそのつど腕に管を入れての投与となる。

 体調が戻った18日、久しぶりに病室を出てみると、セミの声が聞こえてきた。外に出るとセミの大合唱だ。1月の入院から6カ月。知らないうちに夏が来ていた。

 その2日後、血小板が正常下限の7分の1に減っていた。出血すれば止まりにくい状態なので血小板を輸血。病院の売店でつえを買う。リハビリの中心は既につえになっており、普段からつえで歩くことにした。

 23日、入院当初同じ部屋だった中学生が退院のあいさつに来てくれた。彼も骨肉腫で1年以上入院した。転移もしたが完治したという。同じ病気の先輩として彼はいろいろ教えてくれた。それだけに退院は寂しくもあったが、やはりうれしい。

 第7クールは終盤になったが、血液の回復が鈍い。第8クールの開始が遅れる可能性が出てきた。<社会部・佐々木雅彦(44)>

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