がん対策タウンミーティングに行ってきました(上)

がん対策タウンミーティングに行ってきました(上)

このところ大変寒い日々が続いていますが、皆さん、風邪などひいておられませんか。この時期、私は例年ならノドを腫らし、ひどい時にはインフルエンザA型・B型を続けて引いたこともありました。ところが、今年は気が張っているのか風邪一つ引くこともなく、取材等で各地へ出歩くことができています。今月7日には長崎市、その1週間前には青森市を訪れ、「がん対策タウンミーティング」にも参加してきました。

 この「がん対策タウンミーティング」とは何か、というと――。

 一言でいうと、各地の患者・市民、現場の医療従事者、自治体の行政関係者らから、今のがん医療やがん検診などの対策について困っていることや提案したいことを直接うかがい、国のがん対策に生かしていこうというもの。つまり、“国のがん政策は国民みんなでつくろう!”という新しい取り組みです。

 実施しているのは、厚生労働省がん対策推進協議会に設けられた「提案書取りまとめ担当ワーキンググループ(WG)」で、20人の協議会委員のうち14人がWGメンバーを務めています。私もその1人です。

 この取り組みは昨年度から始まりました。昨年は東京と仙台でタウンミーティングを行い、そこで寄せられた意見と、別に行った患者・医療従事者・行政関係者らへのアンケート結果をまとめて、2010年度予算編成に向けた「がん対策への提案書」を作成。協議会の承認を経て、当時の舛添厚労大臣に提出されました。

 その柱は、(1)がん対策予算を大幅に増やすこと(2)がん対策予算を決める過程を改善すること(3)現場の声をもとにまとめた70項目の施策を進めること――というものです。

 ○詳しくはWGのホームページ http://gan-working.net/proposal2009.html
 ○厚労省のフォトレポート http://www.mhlw.go.jp/photo/2009/03/ph0319-02.html

 今年は、昨年の提案をさらに充実させるため、島根県、広島県、福岡県、新潟県、青森県、長崎県の6か所でタウンミーティングを実施。都道府県のがん対策推進協議会委員(患者・家族、医療従事者、行政担当者ら)へのアンケートも行い、予算編成だけでなく現制度の見直しや診療報酬のあり方についても踏み込んだ「がん対策への提案書~平成23年度に向けて」をまとめていきます。同時に昨年の提案書がどの程度いかされているかを評価し、協議会の承認を得たうえで3月中にも長妻厚労大臣に提出される予定です。

 それでは、患者や家族、医療従事者、行政関係者から、どんな意見が出たのか。私が参加した青森、長崎でのタウンミーティングを中心に次回、ご報告したいと思います。<続く>

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