公開講座:精神面を支援 がん患、者自分らしく生きる--金沢 /石川

公開講座:精神面を支援 がん患、者自分らしく生きる--金沢 /石川

がん患者が自分らしく生きるための支援のあり方について考える公開講座が20日、金沢市南町の北國新聞赤羽ホールであった。北陸3県の大学でつくる「北陸がんプロフェッショナル養成プログラム」が主催。先進的に取り組む英国の「マギーズ・キャンサー・ケアリング・センター」の職員らが講演し、参加者は患者と病院をつなぐ施設の役割を学んだ。【澤本麻里子】

 同センターは、95年に多臓器がんで亡くなったマギー・ケズウィック・ジェンクスさんの療養中の経験を元に、不安と絶望感に苦しむ患者を精神的に支援する目的で設立された。病院の敷地内にありながらも開放的なつくりで患者の気持ちを和らげ、医療従事者による相談活動やストレスを緩和するプログラムを用意。誰でも無料で利用でき、英国内に7カ所あるセンターには年間約8万人が訪れているという。

 この日に合わせて来日した総括責任者のローラ・リーさんは写真を示しながらセンターの仕組みを丁寧に説明。「一番大事なことは死の恐怖の中でも生きる喜びを失わないこと」というマギーさんの言葉がセンターの哲学になっていると話した。

 富山市から来た主婦、小林淳子さん(51)は「病院の敷地内にあるのに温かみのある空間で、しかも無料だなんて夢のよう。将来がんになる可能性がないわけではないので、日本でもマギーズのような施設ができればいいと思いました」と話していた。

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