骨肉腫と闘う:/27 後輩の友人が再発、不安募る=社会部・佐々木雅彦 /大阪

骨肉腫と闘う:/27 後輩の友人が再発、不安募る=社会部・佐々木雅彦 /大阪

 第8クール初日の昨年7月27日、白血球と血小板の数値がようやく戻った。「骨髄の血液製造能力が落ちている。途中で投薬を打ち切るかもしれない」と担当医。第2、第5クールと同じ抗がん剤を投与したが、量は少し減らされた。

 間もなく食べることができなくなった。31日には白血球が減り、隔離策が取られる。減少する時期がこれまでよりかなり早い。担当医は「これ以上は危険」と言い、予定より1日早く投与を打ち切った。

 翌8月1日、軽い食事を取れるようになったが、洗面室に行くだけでも息が切れる。極度の貧血だ。翌日、食事した後、胃が重くなる。血が胃に巡っていない感じだ。ベッドで起き上がるのもつらくなってきた。赤血球が全身に酸素を運ばないと、いくら頑強な人でも何もできないのだ。

 そのころ大学時代の柔道部の後輩から「友人のがんが再発した」というメールが来た。その友人は、手術と化学療法を終えて退院してから、もう5年たっていたという。化学療法を耐えさえすれば助かると信じ込もうとしていたのに、不安に襲われるようになった。「完治」はあり得ないのかもしれない、と。

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