「前立腺がんの放射線治療」講演会

「前立腺がんの放射線治療」講演会

副作用軽減の工夫など紹介
 東大病院の放射線科医らによる講演会「前立腺がんの放射線治療」(正力厚生会共催)が17日、東京都文京区の東大鉄門記念講堂で開かれ、中高年男性を中心に約100人が集まった。

 東大病院放射線科准教授の中川恵一さんら放射線科医3人と、治療を体験した男性が講演。高齢化などに伴い前立腺がん患者が急増している現状や、副作用を減らすよう工夫された放射線治療の方法を紹介した。

 周囲の臓器への副作用を極力避けるようにコンピューターで計算し、様々な角度から照射する「強度変調放射線治療(IMRT)」や、放射線を出す小さなカプセルを前立腺に埋め込む「小線源治療」については、「手術に匹敵する」「性機能が温存できる」などと紹介。「まれに軽度の直腸出血が起こる」などの副作用も説明された。

 講演後、小線源治療とIMRTの違いや料金などについて質問が出た。「大差はないが、小線源治療の方が集中性がよい反面、がんが外側に広がっている場合には不十分になる」「いずれも保険がきく」などと答えた。

 中川さんは「前立腺がんの多くは、進行がゆっくりしている。高齢者の場合は治療しないという選択もありうる。患者さんの価値観を治療に反映させられる種類のがんです」と話した。

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