富山の公立病院が潰瘍をがんと誤診、胃を全摘出

富山の公立病院が潰瘍をがんと誤診、胃を全摘出

富山県南砺市の公立南砺中央病院が2006年7月、胃潰瘍(かいよう)だった女性患者(当時72歳)を誤って胃がんと診断し、胃を全部摘出、転移を防ぐため、膵臓と脾臓(ひぞう)も切除していたことが25日、わかった。
同病院は病理組織検査の結果を待たずに胃がんと診断。市はミスを認め、今月、和解金700万円を支払うことで女性側と合意した。

 市によると、女性はコンピューター断層撮影法(CT)や胃カメラの検査を受け、進行ガンであると診断された。同7月25日に当時の男性外科医長が執刀した。しかし、10日後に組織検査の結果で重度の胃潰瘍と判明。同病院は女性に謝罪し、約3年間、膵臓切除による糖尿病などの後遺症が出ていないか経過を診ていた。現在、健康状態に問題はないという。

 同病院は病理組織検査結果が出るまで手術を行わないなどの再発防止策を講じた。これまで公表しなかったことについて市医療局は「女性側の希望だった」と説明している。

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