協和発酵キリン がん疼痛治療薬を国内申請 急激な痛みに適応

協和発酵キリン がん疼痛治療薬を国内申請 急激な痛みに適応

協和発酵キリンは2月25日、がんの疼痛管理時に起こる急激な痛み(突出痛)に対する治療薬として開発してきた「KW-2246」(フェンタニルクエン酸塩舌下錠)の国内承認申請を行ったと発表した。突出痛に対してはモルヒネの注射剤などで対処してきたが、今回申請された薬剤は舌下錠で、扱いやすさと速やかな吸収と鎮痛効果を狙ったものといえる。

同剤はスウェーデンのオレクソ社から導入したもので、海外で「Abstral」などの製品名で販売されているという。協和発酵キリンが7月に発表したフェーズ3結果によると、プラセボに対する統計学的な有意差が示され、さらにモルヒネ製剤に対する非劣性も確認。忍容できない副作用の発現は認められなかったという。

承認取得後の販売については、久光製薬と共同で行う(1ブランド2チャンネル)ことになっている。協和発酵キリンは、久光製薬ががん疼痛治療薬として承認申請中で、10年度上半期にも承認が見込まれるフェンタニルの経皮吸収型持続性製剤「HFT-290」についても共同販売する契約となっており、両社とも持続的な疼痛管理とその突出痛に対する新薬を販売することになる。協和発酵キリンにとっては、重点のがん領域の強化につながり、久光製薬には強みの鎮痛領域に強化につながる。

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