伊藤園、緑茶が口腔癌の予防剤として有望であることを確認

伊藤園、緑茶が口腔癌の予防剤として有望であることを確認

株式会社伊藤園 <2593>の中央研究所はこのほど、テキサス大学MDアンダーソンがんセンター(米国テキサス州ヒューストン市)との共同研究で、緑茶エキスが口腔癌の予防剤として有望との試験結果を得たと表明した。

  同研究所によると、緑茶の飲用と癌との関連については、これまで多くの疫学研究が行われている。また、緑茶抽出物や緑茶の主要成分カテキンについては、実験モデルでさまざまなタイプの癌の発症や転移を抑制することが報告されている。しかし、発癌リスクの高い人々に緑茶成分を投与して癌予防効果を確認した報告は、ほとんどない。

  今回の研究は、同センターのWaun Ki Hong(ワン・キ・ホン)教授、Anne Tsao(アン・タオ)博士らとの共同研究。臨床試験では、口腔白板症として知られる、口腔癌の予備軍である前癌病変をもつ患者ら41人に対し、癌予防研究用に開発した緑茶エキスを投与し、有効性を調べた。その結果、最大用量(1000mg/平方メートル)およびその次の高用量(750mg/平方メートル)を摂取した被験者群では、58.8%で病変の縮小が見られ、臨床的な改善を確認。また癌の増殖に必要な血管新生に関するバイオマーカー(VEGF:血管内皮増殖因子)に関しても、緑茶エキス投与群で改善傾向が示されるなど、緑茶が口腔癌の予防剤として有望であることが確認された。

  この試験結果の詳細は、米国癌学会の専門誌『Cancer Prevention Research(キャンサー・プリベンション・リサーチ)』2巻、11号に掲載される。

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