がん患者の在宅療養支援 元医師が緩和ケア専門医開業へ 恵庭

がん患者の在宅療養支援 元医師が緩和ケア専門医開業へ 恵庭

【恵庭】日鋼記念病院(室蘭市)の元緩和ケア科長柴田岳三医師(62)が今月16日、在宅療養を希望するがん患者を対象にした「緩和ケアクリニック・恵庭」を市内駒場町6に開業する。道央圏での緩和ケア専門医療機関は、札幌以外では初めて。柴田さんは「住み慣れた自宅で、患者が落ち着いて治療できる手助けをしたい」と話している。(渡辺淳一郎)

 緩和ケアは身体や精神の苦痛を取り除くことを中心に、患者の生活全般をサポートする治療法。恵庭のクリニックでは、在宅療養を希望する患者の自宅を柴田さんが訪ね、悩みや不安に耳を傾けるカウンセリングを重視した診療を実施する。クリニック内での診療も受け付け、痛みを取り除く薬の処方などを行う。

 柴田さんはがんの外科医として1987年から恵み野病院に勤務。「最後まで人間らしく生きたい」と、自宅療養を希望する末期がんの患者らを担当するうちに、精神面を含めた総合的なサポートの必要性を実感。2001年、緩和ケア科を持つ日鋼記念病院に移った。同病院ホスピスの施設長も兼務した。

 クリニックでは早期、末期に関係なく、がん患者を受け入れる。がん以外の患者も受診可能。柴田さんは「『家に帰りたい』と望む患者の受け皿として、地域に貢献したい」と意気込んでいる。問い合わせはクリニック(電)35・3300へ。

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